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インタビュー Vol.10 音響監督 亀山俊樹

Q1.「鑑定スキル」に初めて触れた時の感想を教えてください!
社内のスタッフである中谷(他作品で音響監督をしている者です)が、「大好きなものすごく面白い作品がアニメ化されるらしい。自分がやりたいのは山々だが亀山に依頼が行くだろう。」と本当に残念そうに語ったのが第一報でした。私としては中谷を可哀想に思いつつも、加戸監督と久しぶりにご一緒できるという知らせもあって心踊ったことを覚えています。実際、作品に触れてみると展開の面白さの背後にある優しさに心打たれました。

Q2.「鑑定スキル」のアフレコ現場、ダビング現場で、特に印象に残っていることはありますか?
監督が第一話の収録前に藤原さんに「頼むからガラッパチになってくれるな」と懇願?しているのが印象的でした。私も藤原さんとは元気のいい少年役で出演していただいた過去があるので、アルスを演じることは絶対大丈夫だけど、どこかでペロッと「エイコンチクショー」的なニュアンスの表情が出たら突っ込んでやろうと楽しみにしていたのですが、そんなことは全くなくて本当に残念でした。

Q3.視聴者の方に注目してもらいたい、「鑑定スキル」のこだわりポイントを教えてください!
監督も私も特に力を入れて取り掛かったのが音楽でした。ダイナミックな展開にふさわしいダイナミックな展開がある曲を数々用意しました。夢見クジラさんとは通り一遍の音楽発注にとどまらず数々の打ち合わせを重ねて、結果、素晴らしい楽曲を作っていただきました。曲数もすごく多いのです。変な言い方ですが「ケチケチせずに贅沢にじゃんじゃん盛りだくさんな作品にしたい」と思いましたので、そのあたりも感じ取っていただけるのではと思っています。